郵送で開設できるオフシェア口座について
現在私が開設済み、又は開設中のオフシェア口座について紹介してみようと思います。
現在私が運用又は口座開設を進めている金融機関は以下の4つです。
これ以外にもいくつか検討しているものはありますが、それについては別の機会に紹介したいと思います。
口座 | 国 | 種類 | 備考 |
---|---|---|---|
Krungthai ZIMICO | タイ | 証券 | 郵送開設可 |
Bank Of Geogia | ジョージア | 銀行 | 郵送開設可※、CRS非加盟 |
MeriTrade | ナイジェリア | 証券 | 郵送開設可※ |
JDB Bank | ラオス | 銀行 | 郵送開設可、CRS非加盟 |
※個人手続きでの開設は不可
Krungthai ZIMICO
私が15年位前に開設したタイの証券会社です。
(SEAMICO → KT ZIMICO → 2020年1月にKrungtai ZIMICOと社名が変更になっています)
タイの大手銀行のKrung Thai Bankのグループ企業です。
当時より郵送での口座開設が可能で、現在も郵送で口座開設が可能なようです。
オフシェアの口座は何かあると言葉の問題が出てきますが、当時から日本語ができるスタッフがおり、問題が起きた時などには日本語でのやり取りが可能です。
私も一度身分証明書の再提示を求められたメールを見落としており、口座を凍結されたことがありましたが、日本語でやり取りができたため事なきを得た経験があります。
英語ならまだしもタイ語全く何が書いてあるのか分からないため、日本語でやり取りができるのは非常に安心感があります。
口座開設は上記リンクより、オンライン口座の開設登録を行い、申し込み書をダウンロード又は郵送をしてもらいます。
- ダウンロード又は郵送されてきた書類に必要事項を記入
- パスポートのコピー
- 銀行預金通帳のコピー
- 銀行取引明細書のコピー
- 印紙代
を郵送して本申し込みを行います。基本的に直接証券会社に申し込みをするため、印紙代・郵送代以外の費用はかかりません。
2週間ほどで担当者から本人確認のメール、電話がかかってきた後口座開設が完了します。
タイのSET指数は、新型コロナの影響でここ5年の中で最安値に沈んでしまっています。
逆に新規に参入するにはよい機会かも知れません。
Bank of Geogia
ジョージアは、ヨーロッパとアジアの境にある旧ソビエト連邦の構成国だった国で、コーカサス山脈の村落や黒海のビーチで知られていますが、日本人にはまだ馴染みが薄い国でもあります。
何故ジョージアに口座開設するのかというと、CRS(共通報告基準)非加盟国ということで、口座の情報が国家間で共有されていないという点と預金金利の高さがあります。
現在ですと、1年定期で10%程度、2年定期で11%程度の預金金利となっており、100万円を日本の銀行に預けてもほどんど金利が付きませんが、ジョージアでは10万円もの金利がつきます。
10年複利で運用すれば260万円、20年で670万円まで資産を増やすことができます。
また、ジョージアは現在観光客が増加しており、ホテル等の不動産開発が活発です。ホテルの1室を私たちの感覚では考えられないような金額が購入することが可能です。
黒海のビーチに近いこのようなホテルの1室が300万円程度から購入することが可能です。
このような不動産投資をする場合は、銀行口座の開設が必須となります。
ただこちらは郵送での口座開設は可能ですが、個人が郵送して口座開設することはできません。
アポスティーユ・委任状の作成し、口座開設を委託する必要があり、口座開設の手間が非常にかかることからコストもそれなりにかかります。
お問い合わせいただければ、手続きを代行してもらえる業者を紹介させて頂きます。口座開設の紹介者割引がききます。
もう一つお伝えしておかなくてはならないのは、 現地に行って個人で口座を開設した場合、口座凍結などのトラブルが発生した場合、現地に行かないとトラブル解決ができないということです。また、口座開設の際にデビットカードが発行されますが、デビットカードは2年更新であり、銀行から海外への発送は行っていないため、その場合も対応が困難になります。
ジョージアにも拠点を構えている業者を利用することで口座開設後もサポートを受けることができ、口座凍結等のトラブル発生時にも対応してもらえます。観光ついでに口座開設という考えもあるのですが、基本的にお勧めはできません。
MeriTrade
ナイジェリアは、西アフリカに位置する連邦制共和国でおよそ2億人の人口はアフリカ最大の人口で、アフリカ最大の経済大国です。以前は南アフリカが最大の経済大国でしたが、2013年に南アフリカを抜き、今後も成長拡大が見込まれます。
人口は2050年にはアメリカを抜いて世界3位にまで増えることが予測されています。
人口ボーナス期には経済が大幅に成長することは歴史が示しています。
また、意外と知られていませんが、ナイジェリアは資源国であり、原油、天然ガスの産出国でもあります。
【2015年】
・1位:中国(13億7000万人)
・2位:インド(13億1000万人)
・3位:米国(3億2000万人)
【2050年】
・1位:インド(17億人)
・2位:中国(13億人)
・3位:ナイジェリア(3億9000万人)
ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2019/12/post_130470.html
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一方でナイジェリアの株価指数は低迷しています。
その原因は、ナイジェリアの北東部及び北部を拠点に活動するスンニ派過激組織である「ボコ・ハラム」に影響があると言われています。
ボコ・ハラムによるテロによるリスクを抱えているため、株価は低迷していますが、近年は政府による取り締まりの強化により組織の弱体化も進んでいます。
人口ボーナス期・資源国・テロ組織の弱体化等を鑑みても今後の経済成長は大きく見込まれます。
このナイジェリアの株式投資ですが、近年の規制強化の流れを受けて、郵送での口座開設は原則できません。但しナイジェリアの個人番号を取得することで、口座開設が可能となっています。
この個人番号取得、口座開設は個人の手続きでは無理で専門の業者に依頼する必要があり、それなりの費用が掛かります。
こちらも業者を紹介させていただくことは可能です。
JDB BANK
東南アジアでも開発が遅れており、マイナーな感があるラオスですが、その国最大の商業銀行です。
銀行のライセンスはラオスとタイで持っているため、Krungthai ZIMICOと組み合わせは相性がよいと思います。
こちらの銀行は、個人が郵送で口座開設が可能です。
口座の申し込みは「LEXX PAY」というサイトから行います。
口座開設には500ドルと、デポジットとして300ドル分以上のビットコインの送金が必要となります。
送金完了後、パスポートのコピー、署名済み申込書を送付したのち口座が開設されます。
今回紹介した4つの口座の中では一番手続きが簡単ではないかと思います。
こちらの銀行もデビットカードも発行され、日本のATMで入出金が可能であり、最大の特徴として、仮想通貨での入金が可能という点です。
ラオスのGDP成長率は2019年で6.4%の見込みです。洪水や深刻な干ばつが経済を下押ししたにも関わらず、堅調な成長率です。
銀行口座の金利は5年定期で7%以上、タイバーツやUSドルで6%程度となっています。ジョージアのラリでの預金ほど金利は高くないですが、USドルで6%の金利が付くことは非常に魅力的です。
都市開発はこれからというところでしょうか。「世界一何もない都市」と言われていることもあるようです。
人口は700万人程度と多くはないですが、年齢中央値は23歳と若い活力がある世代の多い国です。
既に多くの投資が入っているインドネシア等の国より、伸びしろがあるのではないかと思います。