仮想通貨で入金可能なJDB BANKの口座開設手順について
先日紹介した郵送で口座開設可能なオフシェア口座に関して、ラオスにJDB BANKの口座開設方法について、より詳しく記載したいと思います。
現在、JDB BANKの口座開設について、ツイッター等で拡散されていますが、拡散されているサイトを通じての口座開設は仮想通貨での銀行口座への入金には対応していないと思われます。
CRS非加盟国という特性を考えると仮想通貨で入出金できることは、ここでは詳しく書きませんが非常に大きなメリットとなります。
- インドシナ半島の内陸国ラオスは、国民の大半が自給自足的な農業に従事しており、アジアで最も貧しい国のひとつである。ラオスは、国連から後発開発途上国(LDC)に指定されており、一人当たり名目GDPは1400 ドルとASEAN最低レベルである。
- ただ、近年のラオスの経済成長はめざましく、足元の経済成長率は8%と、中国にも匹敵する高い伸びである。経済成長の主要な牽引役は鉱山開発や水力発電といった資源関連部門である。また、外国人観光客増加によって、ホテル、飲食、運輸といったサービス部門が拡大したことも、経済成長に寄与した。
- ラオス政府は、2020 年までにLDC から脱却することを目指しているため、高成長を指向し拡張的な経済運営を続けてきた。しかし、その副作用で、経常赤字拡大、外貨準備減少といった懸念要因が浮上してきた。
- ラオスは、貿易面で隣国タイに大きく依存している。輸出の1/3 がタイ向けであり、主な輸出品目は電力と銅地金である。一方、輸入は、2/3 がタイからである。日用品の大半をタイから輸入しているラオスでは、例えば、自動車を購入する際には、ラオス通貨キップでなくタイ・バーツでの支払いを求められる。こうした事情から、ラオス国内ではバーツやドルが広汎に流通しており、銀行や企業のバランスシートにもバーツやドル建ての負債が多い。このため、外貨の流動性が不足すれば、国内金融システムが機能不全に陥る恐れがある。
- 最近、日系企業の一大集積地である隣国タイで、人件費高騰、大洪水発生、反政府暴動といったマイナス要因が顕在化し、投資環境が悪化している。これを受けて、タイ進出日系企業の中には、リスクヘッジのために周辺国にタイの生産工程の一部を移管する動きが見られるようになった。こうした中で、タイより人件費の安いラオスに対する日本企業の関心が急速に高まっている。
- ラオスでは、ADB(アジア開発銀行)や日本からの援助によって、ベトナムやタイと結ぶ道路や橋梁などが次々に完成し、これによる物流事情の改善を受けて、工業団地の整備も進んでいる。こうした状況を追い風に、ラオスは、今、製造業関連の外資誘致を拡大させ、経済成長を加速させるチャンスを迎えている。
このようにラオスはアジアで最も貧しい国と言えますが、近年は経済成長も進んでおり、これから急速に経済を発展させる環境が整ってきたと言えます。既に急成長の段階に入った国や成熟期入った国に投資をするより、これから急成長期を迎える国に投資する方が大きなポテンシャルを秘めているということは明らかだと思います。
下の図は、インドシナ各国の経済成長率のグラフです。ラオスが安定した成長を続けていることが分かります。
また、ラオスはアジア最貧国であり、所得水準もアジア最低レベルとなっています。
一人当り名目GDPは、マレーシアの10分の1以下、タイと比較しても3分の1以下の水準にとどまります。
また、ラオスは所得が低いだけではなく、保険、衛生、教育、道路、電力等のインフラ整備が進んでいない国でもあります。今後経済成長に合わせてこれらのインフラ投資が進んでいくものと思われます。
ラオスは極めて貧しい国ですが、一方で周辺諸国と比較して所得格差はまだ低い状況と言えます。今後の経済成長、金融インフラの整備等により貧富の格差は拡大していくものと思われます。
アジア各国のジニ係数
ラオスへの投資のリスクは?
ラオスの年間インフレ率は5%程度で、発展途上国としては比較して安定していると言えます。ただ、ラオスは1998年に高いインフレ率を経験しています。その原因は政府による紙幣の増刷であり、その背景には歳入の減少により計画通りの歳出決行が不可能に陥る危機に直面していたことにあります。
ラオス国内での決済は、ラオスの通貨キップに加えて、タイバーツ、USドルが使用されています。
これは経済活動はタイに大きく依存していること、98年のラオス・キップ増刷によるキップに対する信認が低いことが挙げられます。
経済活動の多数をタイに依存していることを考えると、タイの景気動向に左右されやすいと言え、タイバーツが急落すると、ラオス通貨のキップも急落する傾向にあります。
また、経済のドル化はラオスの金融システムにとってリスク要因になりえます。ラオスの外貨準備は低水準であり、銀行が保有するドル資産も少ない状況です。
景気後退により、ドル預金の急激な引出しが発生した場合、最悪銀行の破たんする可能性も否定できません。
ラオスの中央銀行が持つべく最後の貸し手としての外貨準備が制約され、防波堤機能が弱いことがリスクとして挙げられます。
JDB BANKは、ラオスの通貨であるキップに加えて、USドル、タイバーツでの預金が可能です。本サイトで紹介しているLEXXPAYからはUSドルでのでの預金になります。
当然、キップやタイバーツで預金するより、通貨の信頼性が高いUSドルの方がリスクが小さくなります。
このUSドルでの預金であっても、最大7.2%の金利となります。(金利は変更になる場合があります)
JDB BANKに口座開設する方法は、現地に渡航して口座開設、郵送での口座開設の2通りがあります。
LEXXPAYのメリット
LEXXPAYの口座開設方法
1.上記のリンクからLEXXPAYにアクセスします。
2.メールアドレスと、パスワード(2回)入力し、「REGISTER」を押します。
3.下記画面が出て、登録したメールアドレス宛に確認メールが届きます。
4.メールのリンクをクリックし、メールアドレスを認証します。
5.Loginを選択します。7.個人情報を登録します。以下の入力例を参考にして下さい。
8.口座開設費用及びデポジットを送金します。
口座開設費用($500)+デポジット($300)の計$800分のビットコインを送金します。
「Buy Now」をクリックすることで、送金先のアドレス及びその時のレートで計算されたビットコインの金額が表示されます。
9.表示されているアドレス宛にビットコインを送金します。
送金する金額は、表示されている金額以上であれば、ぴったりでなくても問題あいません。$800以上の金額はLEXXPAY上で反映し、後からJDB Bankへ入金等が可能です。
10.LEXXPAYに着金後、ログインすると以下のような画面が表示されます。
また、数時間後~数日後にLEXXPAYサポートから「LEXXPAY:提出書類のお願い」というメールが届きます。
11.「LEXXPAY:提出書類のお願い」に添付されている書類をプリントアウト後、直筆のサインを記入します。また、本人確認書類のコピーにも直筆のサインをします。
サインの場所については、見本も添付されていますので、見本を参考にサインします。
(サインは、書類①②、身分証明書を合わせて計5カ所必要です)
12.サイン済みの書類が一式揃ったら、「LEXXPAY:提出書類のお願い」に記載されている宛先に書類を郵送します。
書類の郵送先はラオスのLEXXPAY社、又は国内の書類受付代行のどちらでも構いません。国内の方が簡単だと思います。
以上で口座開設手続きは完了です。コロナ等の影響が無ければ、3,4週間ほどで口座開設され、カードが手元に届くと思います。
現状、たったこれだけの手続きでCRS非加盟国の銀行口座の開設が可能です。
口座開設が厳格化される前に口座開設されることをお勧めします。